ふるかはひでたか / Hidetaka Furukawa
平面、立体、文章など表現は多様ながらも、資料とフィールドワークを駆使した独自の視点で対象に斬り込む手法は一貫し、見慣れた風景に新鮮な含意を付与する。
主な経歴
- 1968 刈谷生まれ
- 1994 東京芸術大学大学院 壁画専攻修士課程修了・美術修士
- 1997 くらちか内装制作(cuisine japonaise KURA / パリ)
- 2016 AIHプロジェクト ( Artist in Hotel )客室内装「江戸 - 東京」制作(パークホテル東京 / 汐留)
- 主な個展
- 2024 花枯 ハナカラビ(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2023 小展示「本草画」at 本草閣(本草閣 / 名古屋)
- 2023 巡り逝く日々に添えて(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2022 Scrap of passing〜忘却の欠片(銀座三越ギャラリー / 東京)
- 2021 江戸東京訪ね歩き(不忍画廊 / 東京)
- 2020 絵もしくは余白の仕事(なうふ現代 / 岐阜)
- 2019 江戸東京パースペクティブ(日本橋三越本店 本館6階 アートスポット / 東京)
- 2018 本ノ来タ道/其処ニ這フ草(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2017 岩瀬文庫×アート+食(弁天サロン ギャラリー / 佐久島、愛知)
- 主な展示
- 2023 古今東西 “蒐集匣”(不忍画廊 / 東京)
- 2019 情の深みと浅さ 展(ヤマザキマザック美術館 / 名古屋)
- 2013 常懐荘アートマルシェ(小牧 / 常懐荘)
- 2012 光 陰ーひかり、かげ、ときー(愛知・岡崎 / 岡崎美術博物館)
- 2010 あいちアートの森(愛知・各所 / 佐久島プロジェクト)
- 2006 記憶の集積を創造の海へ(香川 塩飽・本島 / 笠島伝統建造物群保存地区 真木邸)
- 著書
- 「CULTIVATE 岡崎散歩」(2013年・正文館書店岡崎 刊)
- 連載
- 雑誌「医薬経済」表紙絵と短文を連載中
- タウン誌「月刊日本橋」文と絵による「江戸東京訪子歩記」
Scrapscape 丸の内口
紙にアクリル絵の具、76×76cm、2021年
【Artist Statement】
東京の風景は、常に漂い移り変わる。聳え立つ砕けた鏡のような建物は、パーツごとに往来の断片を乱反射させ、遷ろう景色に欠けたりズレたり重なったりした再構成を施すかのよう。その目眩のような感覚は、まるで一瞬にして読み終わってしまった漫画雑誌の記憶にも似て……且つ、古い和歌や俳諧の無常にも、おのずから通じていると気づく。