I want to see the other side of the scenery you saw

会期
2024/06/15(土)〜 2024/07/06(土)
開廊時間
13:00 - 19:00
休廊日
木曜休廊

尾野訓大 / Kunihiro Ono
山田純嗣 / Junji Yamada
柄澤健介 / Kensuke Karasawa

日々、色々な経験をして思考を巡らせ、新たなイメージを沸きたて、私たちに新しい景色を見せてくれる。
今まさに、新しい展開に挑戦している制作過程の話を聞いていると、追体験をしたような感覚になる。

「作家が見た景色の向こう側が見たい」 そんな気持ちになるのは私だけではないはず...

尾野訓大(b.1982)はカメラを持ち、回転し撮影したフィルムを重ねた 『自分を中心に地球をまわす』
シリーズのその先に、 新たな空間を求め「宇宙サイズ、それ以上の様なマクロな空間と細胞サイズ、
原子、素粒子サイズ以下の様なミクロな空間、その両空間が共存する空間の表裏から、はみ出てきた
ほんの一部しか人は見えていない分かっていないのでは無いか」と自問しながら、写真作品の可能性に
挑戦し続けていく。

山田純嗣(b.1974)は2022年9月から1年間、文化庁新進芸術家海外研修にて フィンランド
ユヴァスキュラ に滞在。代名詞であった名画の空間構造を読み解き「インタリオ・オン・フォト」と呼ぶ
その技法で展開していた作風ではなく、新たに得た手法 ドライポイント によって、 フィンランドで見た
神秘的な森を緻密で繊細に描写していく。

柄澤健介(b.1987)は2023年に開催された国際芸術祭地域展開事業「なめらかでないしぐさ
現代美術 in 西尾」にて10mにも及ぶ、木 (楠) と蝋と鉄の組み合わせによる彫刻作品を披露し、
2024年7月のART OSAKA 2024 では大型作品・インスタレーションに特化したExpandedに出品。
新たなスケールを備えた彫刻の可能性を探っていく。

この3名のアーティストによる、ぞれぞれが見た景色と新たな挑戦を是非この機会にご高覧ください。