尾野訓大 / Kunihiro Ono
時間と空間、その相対性をテーマに、目で見られない現象、認知の難しい現象を確認できる道具(写真機)をとおし、長時間露光により時間と光の蓄積で一枚の幻想的な風景を写す。
主な経歴
- 1982 愛知県岡崎市生まれ
- 2005 名古屋芸術大学美術学部絵画科卒業
- 2007 同大学院美術研究科修了
- 主な個展
- 2022 観測者は時空を超えて(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2020 ユニバース(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2019 空間(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2017 藪の中 闇の中(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2016 造山輪廻(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2015 積景(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2014 思春の森(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 主な展覧会
- 2021 あわいの視点 vol.2(愛知県美術館 8階ギャラリー H・I 室 / 名古屋)
- 2019 パラランドスケープ “ 風景 ” をめぐる想像力の現在(三重県立美術館 / 三重)
- 2017 時空散歩 - 見えないはずの光景を(岡崎シビコ6階+1階POCKET内 / 愛知)
- 2016 THE NEXT - 次代を創る10人の表現者たち(電気文化会館5階ギャラリー / 名古屋)
- 2015 Nature Creation - Flowers(スパイラルガーデン / 東京)
- 2014 花さく島(佐久島弁天サロン / 愛知)
- 2012 中川 運河 写真(名古屋都市センター / 名古屋)
- 2011 ファンデナゴヤ2011黒へ/黒から(名古屋市民ギャラリー矢田 / 名古屋)
自分を中心に地球をまわす 薮の中6(部分)
写真、50.8×64cm、2021年
【Artist Statement】
空間や時間は観測者の変化で違いが生まれるのだろうか。
藪の中で、カメラを持ち、その場でぐるぐると回転し撮影した。
その写真を何枚か重ねている。
カメラからは私を中心に地球が回っているかもしれない。
写真を重ねる事は時空の往来、旅かもしれない。
この写真は何次元を表しているのだろうか。
多次元を認知できる観測者がいたなら、この世界はどうみえるのか。
宇宙の外からみると私の動きはどの様にみえるのだろうか。
時空を超えた観測者が現れたなら。