尾頭 - OZ - 山口佳祐 / OZ - Keisuke Yamaguchi
日本特有の思想や感覚、現代の発送や画法を融合し、万物に秘められた“何か”を追求しながら筆を走り続ける画家
主な経歴
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2001年からライブペイントを始め、即興性と場の特異性を追求。
近年は大絵馬や現代絵図を描き、奉納や文化の継承を進める傍ら
海外での個展開催・アートフェスティバルへ参加するなど表現は多岐に亘る。 - 主な個展
- 2023 ものくろ - Monochrome(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2022 八十二文化財団 企画展「もの OZ-尾頭-山口佳祐展」 ―みえないもの、万物の何か―(ギャラリー82 / 長野)
- 2021 おほもの(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2021 mono ―みえないもの、信仰のはじまり―(松坂屋名古屋本店 / 名古屋)
- 2020 SPIRIT OF THE FLOATING WORLD(RONIN GALLERY / ニューヨーク、アメリカ)
- 2020 mono ―身体と精神の共鳴―(松坂屋名古屋本店 / 名古屋)
- 2019 はざまもの(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 2019 mono(松坂屋名古屋本店 / 名古屋)
- 2018 やをらもの(PARK HOTEL TOKYO 34F | Corridor Gallery 34 / 東京)
- 2017 MONO(Museo Taller Luis Nishizawa / トルーカ、メキシコ)
- 2017 mono(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋)
- 主な展覧会
- 2023 動き出す浮世絵展(旧ボストン美術館 / 名古屋)
- 2018 シンビズム2 信州ミュージアム・ネットワークが選んだ20人の作家たち(安曇野市豊科近代美術館 / 長野)
- 2018 不透明なメディウムが透明になる時ー新世代のアーティストたちー(電気文化会館 / 名古屋)
- 主な奉納物
- 2019 大絵馬《令和元年祈願図》(信州善光寺 / 長野)
- 主なライブペイント
- 2023 浪 rawーOZ-尾頭-山口佳祐「動き出すライブペイント」(白鳥庭園 / 名古屋)
- 2022 八十二文化財団 企画展「もの OZ-尾頭-山口佳祐展」 ―みえないもの、万物の何か―(ギャラリー82 / 長野)
- 2019 パフォーマンス「共謀 collusion」with Komatsu Dai(Pub Arco / 名古屋)
- 2018 パフォーマンス「シンビズム2 信州ミュージアム・ネットワークが選んだ20人の作家たち」(安曇野市豊科近代美術館 / 長野)
- 2018 ライブペイント「ひものやもの」(PARK HOTEL TOKYO 34F | Corridor Gallery 34 / 東京)
- パブリックコレクション
- 安曇野市豊科近代美術館
三十三応現身波図 -明日への精神- 02
キャンバスにアクリル絵の具、80×120cm、2019年
【Artist Statement】
「もの」古来日本では「霊魂」を指す言葉であったという一説がある。
万物に宿るカミのように具体的な姿・形を持たない精神や信仰のような存在であり、中枢に流れる根源のひとつではないかと私は考えている。日常的に用いられる「もの」というシンプルな言葉の奥行きには、想像以上に深く多彩な描写が存在しているように感じる。私は今日に至るまで、日本独自の思想や感覚、そして現代における発想や場の特異性を融合させながら、万物に潜む“何か”を追求し、筆を走らせ続けてきた。「もの」が持つ描写は、私が追い求める“何か”に触れることのできる信号のひとつのように思う。モノラル(mono)な信号は、私のフィルターを通すことにより幾重ものステレオに成り得る、微かな音のような存在なのかもしれない。