余白の皮膜

阿部大介


2023/03/18(土) 〜 2023/04/08(土)
13:00〜19:00 木曜休



Artist Comment


余白の皮膜

初めてエッチングプレス機を使って版画を制作した時の感覚は、皮膚と対峙するかのような驚きがあった。この時の経験が現在の制作においても重要なモチベーションとなっている。

今回の展示では、自身が長年使用していた工具やリサイクルショップで見つけた古びた工具を版にして制作をしている。様々な用途で使用された工具には、携わった人の痕跡や経年劣化の跡が刻まれている。中にはひどく錆びついたり、大きく歪んだりして本来の機能を果たせない物も多くある。その趣には人と対峙するかのような不思議な感覚があった。剥がしとった皮膜は薄く不安定な状態でありながら、多様な思考や感情が入り込める余白のような存在としてありたいと願っている。

阿部大介 | Daisuke Abe

1977
京都生まれ
2002
京都精華大学芸術学部造形学科版画 卒業
2004
愛知県立芸術大学大学院美術研究科 修了


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